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一升餅とは?一歳の誕生祝いの意味・やり方・地域差をやさしく解説

公開 2026.05.31 ・ 更新 2026.05.31文:赤べこ餅つき編集部
特集「餅つき文化」餅つきとは?意味・由来とイベントで行う価値をやさしく解説

一升餅(いっしょうもち)は、子どもの満一歳の誕生日に、約1.8〜2kgの大きな餅を背負わせたり踏ませたりして、健やかな成長を願う伝統行事です。「なぜ一升なの?」「どうやってやるの?」——意味・由来からやり方・地域差、現代のスタイルまで、焼肉赤べこの餅つき編集部がやさしく解説します。

200字でわかる「一升餅」

一升餅は、満一歳の誕生日に一升(約1.8〜2kg)の餅を用意し、子どもに背負わせる・踏ませる・抱かせるなどして成長を祝う行事です。「一升」と「一生」をかけ、「一生食べ物に困らないように」「一生健やかに、円満に過ごせるように」と願います。丸い餅は円満を、餅の力は生命力を表すとされます。やり方や呼び名(背負い餅・踏み餅・力餅など)には地域差があります(諸説あり)。

一升餅とは(意味)

一升餅は、子どもが満一歳という大きな節目を無事に迎えられたことへの感謝と、これからの健やかな成長を願う人生儀礼(通過儀礼)のひとつです。一升=一生の語呂合わせに加え、丸い餅の「円満」、餅そのものの「力・生命力」といった縁起が重ねられています(→餅つきとは?)。

なぜ「一升」の餅なのか

  • 一升=一生:「一生(一升)食べ物に困らないように」という願い。
  • 丸い形=円満:角のない丸餅に、円満に過ごせるようにとの願いを込める。
  • 餅=力・生命力:力強く育つようにと、餅の縁起を重ねる。

一升餅のやり方

やり方は地域・家庭でさまざまです。代表的なスタイルを紹介します(どれも「正解」で、必ずこうしなければならないものではありません)。

やり方

内容

背負う(背負い餅)

風呂敷やリュックに入れて背負わせ、歩かせる。最も広く行われるスタイル

踏む(踏み餅)

わらじや草履をはかせ、餅を踏ませる。「しっかり地に足をつけて生きる」願い(主に西日本などで見られる)

抱く・持つ

餅を抱かせる・持たせる

転んでしまっても縁起がよいとされるのがこの行事のやさしいところ。「まだ親元にいたい」「早く独立する」など、ポジティブに読み替える言い伝えがあり、泣いても転んでも、その子らしい成長を喜ぶ場です。

「選び取り」もいっしょに

一升餅とあわせて、選び取り(えらびとり)を行う家庭も多くあります。筆(学問)、そろばんや電卓(商売・お金)、お金(裕福)、はさみ(手先の器用さ)などを並べ、子どもが最初に手にしたもので将来を占う遊びです。家族みんなで盛り上がれる、記念に残るひとときです。

現代の一升餅スタイル

  • 小分け餅:一升を小さく分け、親族へ「福分け」として配れるタイプ。
  • 紅白の一升餅:紅白でめでたさを添える(→紅白の意味)。
  • 名入れ・手形:名前や生年月日、手形を入れた記念の餅。

背負わせるのが大変な場合は、踏む・抱く・小分けにするなど、家庭に合った無理のない形で大丈夫です。大切なのは「一歳を無事に迎えられたことを家族で祝う」気持ちです。

一升餅と餅つき・ハレの日

一升餅は、人生の節目を祝う「ハレの日」の行事そのものです(→ハレの日とは?)。記念につきたての餅で一升餅を用意したり、祖父母・親族が集まる場で小さな餅つきを楽しむのも、思い出に残るお祝いになります。

赤べこ餅つきの実務メモ

私たちは創業50年の焼肉赤べこを母体とする運営チームです。地域の行事や企業イベントだけでなく、ご家族の節目のお祝いについても、紅白餅やお祝いの餅のご相談を承れます。「分け合う」「力を込める」という餅つきの価値は、家族のハレの日にもよく合います。

よくある誤解

  • 「転ぶと縁起が悪い」…むしろ縁起がよいと読み替える言い伝えが各地にあります。泣いても大丈夫。
  • 「必ず背負わせないといけない」…踏む・抱く・小分けなど、地域・家庭でやり方は自由です。
  • 「やり方は全国共通」…呼び名(背負い餅・踏み餅・力餅)も作法も地域差があります。

参照・出典について

本記事は、人生儀礼・餅に関する一般的な民俗の解説をもとにやさしく整理したものです。意味・やり方・地域差には諸説があり、地域や家庭で異なります。正確な内容は、各自治体・博物館・国立国会図書館などの公的資料もあわせてご確認ください。

ご家族の節目に、お祝いの餅を

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この記事を書いた人

赤べこ餅つき編集部

出張餅つきサービス 運営チーム

創業50年の焼肉赤べこ(東京都足立区竹ノ塚)が運営する出張餅つきサービス。企業イベント・自治会・住宅展示場・学校行事など、年間を通じた餅つきイベントの現場運営で培った準備・安全・段取りの知見をもとに記事を編集しています。